カビが生えるプロセスは胞子が食品に付着、適当な水分や栄養、温度によって成育し、我々が目視で確認できるようになります。
私たちの身の回りに見られる様々なカビの大部分は耐熱性がなく、通常65℃程度の加熱で死滅することから、パンの焼成工程でパンからは完全にいなくなってしまいます。
ところが、パンの焼成以降にカビの汚染(存在)があるとカビが生える可能性が高まります。このことをふまえて、工場では焼成後の製造環境を、環境検査(落下菌・ふき取り検査)などを通じて厳しく管理することにより、衛生的な環境を保っています。
また、取り扱いする手指に関しても衛生手袋を着用し、作業時における手指のアルコール殺菌の徹底をおこなっています。「カビが生えない」とのお問い合わせですが、カビに対する特殊な添加物を使用しているものではないので、ご安心してお召し上がりください。