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  • No : 753
  • 公開日時 : 2019/04/11 12:12
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糖質と糖類の違いは何ですか?

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回答

「糖質」は炭水化物から食物繊維を除いたものと定義されています。食物繊維はみなさんもご存知のように、炭水化物の中で体内に吸収されないもの(木の成分のセルロースなど)の総称です。「糖質」にはいろんな種類があり、単糖類(これ以上分解できない最少単位の糖のことで、ぶどう糖や果糖などがこれにあたります)、二糖類(単糖が二つつながったもののことで、ショ糖やトレハロースなどがこれにあたります)、単糖が3個から10個つながったオリゴ糖、デンプンなどの多糖類も「糖質」に含まれます。これら「糖質」の中で、単糖類や二糖類のことを「糖類」と言います。つまり、「糖類」は「糖質」の一部に含まれ、「糖質」は炭水化物の一部に含まれるという関係になっています。
最近、「糖質ゼロ」「糖類ゼロ」をうたった商品が販売されています。「糖質ゼロ」とは、人が吸収することのできる炭水化物がゼロということですので、糖類もゼロということになります。「糖類ゼロ」とは、単糖や二糖類(ショ糖など)がゼロという意味ですので、オリゴ糖やデンプンなどの糖質が入っている可能性はあります。ちなみにこれらの物質に使用されているゼロとは、商品100g中、0.5g以下の場合に使用してもいいことになっていますので、まったく入っていないという意味ではありません。

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